お衣装について
ポイントは、自然で安定した形
おひなさまを選ぶとき、お顔と衣装の色に目をうばわれがちですが、着せつけた胴の形(造形)もとても大切な要素です。衣装の色と材質は容易に変えられますが、お顔の表情と着せつけた胴の形は、職人の技術のよしあしで大変な差が現れる部分です。
正面から見て、左右のバランスがよく自然な形のもの、横から見て、不自然な傾きや不自然なボリュームで無いものがオススメです。
正面から見た殿の形は正三角形で安定した形をしています。男性が座ったときの自然な形です。なで肩やいかり肩すぎず、ゆったりと落ち着いて座っている形です。また美しい左右対称な造りです。姫も同様に、女性的なやさしい肩のラインや、長めのたもとが畳にふれるまでの流れが柔らかく自然です。自然で安定した形は見ていてつかれず、飽きずに末永くお飾り頂けます。